古代の歴史

子ども兵士の歴史:子どもたちはいつから戦争に参加してきたのか?

有史以来続く子どもの戦争参加

子どもたちが戦争に参加することは、記録に残る歴史全体を通じて見られる現象です。古代においては、子どもたちはしばしば軍事技術の訓練を受け、大人の兵士とともに戦場へ送り出されていました。

封建時代と中世の慣習

封建時代には、貴族の家柄の子どもたちが、主君への忠誠心を証明する手段として戦争に駆り出されることが少なくありませんでした。また、中世初期のイングランド王国では、軍隊に加わることができる年齢は12歳と定められていました。

徴兵年齢の変遷

その後、第一次世界大戦を経て、アメリカやフランスなどの国々で18歳という現代的な徴兵年齢が導入されるようになりました。しかし、16歳という若さで近代的な軍隊への入隊が認められたケースも依然として存在しました。

アメリカでは、軍の最低入隊年齢が17歳に引き上げられたのは1971年になってからであり、18歳へと引き上げられたのはさらに後の1982年のことでした。

ベトナム戦争と未成年兵士

ベトナム戦争では、戦闘に従事したアメリカ兵のうち約25万人が18歳未満だったとされています。さらに、1982年から1990年の間に、約2万人の未成年者が偽造書類を使用して軍隊に加入していた可能性があると推定されています。

国際社会の取り組みと現在の課題

こうした状況の中、国際労働機関(ILO)は、さまざまな国際機関や各国政府の支援を受けて、多くの国における軍隊への最低入隊年齢を18歳に引き上げることに成功してきました。
しかしながら、世界には今なお20カ国が子ども兵士を動員しており、問題の解決には至っていないのが実情です。