古代の歴史

ローマの名前の由来は?伝説の建国者ロムルスの物語

ローマの名前の由来

永遠の都として知られるローマ。その都市の名前は、伝説上の建国者であるロムルス(Romulus)にちなんで付けられました。

雌狼に育てられた双子の兄弟

ロムルスには双子の兄弟レムス(Remus)がいました。伝説によれば、二人は戦神マルスを父に持つとされ、生まれて間もなくテヴェレ川に流されました。しかし、一頭の雌狼が彼らを見つけ、自らの乳で育てたといわれています。「牝狼と双子」を描いた有名なブロンズ像は、今でもローマの象徴として親しまれています。

紀元前753年、パラティーノの丘に建国

成長したロムルスは、紀元前753年にパラティーノの丘(Palatine Hill)にローマ市を建設したと伝えられています。伝説では、建国の場所や都市の支配権をめぐって兄弟が対立し、ロムルスがレムスを殺害した後、自らの名を冠して都市を「ローマ」と名付け、初代の王となったと語り継がれています。

この壮大な建国神話は、古代ローマの歴史家たちによって記録され、今日に至るまでローマのアイデンティティを形作る重要な物語となっています。