古代の歴史

ピルグリムたちはアメリカに渡る前にイギリス国教会から離脱していたのか?

ピルグリムたちの出自:イングランドのピューリタン

ピルグリム(Pilgrims)とは、17世紀に宗教的自由を求めてイングランドを離れ、新大陸アメリカへと渡ったイギリスのピューリタンの一団です。彼らはメイフラワー号に乗船し、1620年に現在のマサチューセッツ州プリマスに上陸したことで広く知られています。

ピューリタンとは、イングランド国教会(聖公会)の中に残っていたカトリック的な習慣や儀式を取り除き、より純粋なプロテスタントの信仰へと回帰することを目指した人々の総称です。

国教会から「離脱」していたのか?

よくある誤解として、ピルグリムたちはアメリカに渡る前にイギリス国教会から離脱していたと考えられがちですが、実際にはそうではありません。彼らは国教会を見捨てたのではなく、むしろその内部から教会を改革しようと試みていたのです。

つまり、彼らにとっての問題は国教会という組織そのものではなく、そこに残る旧来の慣習や権威主義的な体制でした。こうした改革の願いが受け入れられない状況の中で、彼らは自らの信念に基づく信仰生活を実践できる場所を求め、危険を冒して海を越え、新天地へと向かったのです。

まとめ

ピルグリムたちは、17世紀に宗教的自由を求めてイングランドを去ったピューリタンの一団であり、アメリカ渡航以前にイギリス国教会から離脱していたわけではなく、教会の改革を目指していた人々でした。この背景を理解することで、彼らが新大陸で築こうとした共同体の理想や、アメリカ建国の精神の源流にも近づくことができます。