古代の歴史

中世の騎士は何人の従者を従えていたのか?その内訳と実態を解説

中世の騎士が従えていた従者の数は決して一定ではありませんでした。騎士の財産や社会的地位、家庭の規模、さらには担う任務や責任の性質など、さまざまな要因によって大きく変動していたのです。

中世の騎士が従えていた主な従者の種類

1. 従騎士(スクワイア)

従騎士は、騎士の弟子として仕える若者で、多くの場合、将来騎士になるための修行中とみなされていました。騎士は一人または複数の従騎士を従え、甲冑や武器の手入れ、馬の管理などを手伝わせていました。

2. 家政使用人

騎士には通常、家庭の維持・運営に関わるさまざまな仕事を担う家政使用人がいました。料理人、掃除係、侍女、庭師など、騎士とその家族の日常的な暮らしを陰で支える人々です。

3. 武装兵士(メン・アット・アームズ)

騎士はしばしば「武装兵士」と呼ばれる戦闘員を従者として抱えていました。彼らは戦場や軍事遠征の際に騎士に同行する兵士の一団であり、通常は報酬を受け取る職業軍人でした。

4. 侍女(レディ・イン・ウェイティング)

女性騎士や貴族の女性の場合は、身支度や行事への準備といった個人的な世話を行う侍女や女官を従えていることがありました。

従者の数はどれくらい違ったのか?

注目すべきは、騎士が抱える従者の数がケースごとに大きく異なり、数人程度から数十人、場合によってはそれ以上に及ぶこともあったという点です。裕福で権力のある騎士ほど、自身の生活や所領の管理のために大勢の従者を雇うことができました。一方、あまり恵まれない出自の騎士は、従者の数を絞り込んだり、家族の助けに頼って生活を成り立たせていたのです。