1950年代に採取されたサンプルをもとに、イギリスと南アフリカの研究チームが、ストーンヘンジをめぐる長年の謎の一つ、すなわち巨石の産地をついに解明した。それによれば、巨石は遺跡から約25キロメートル離れた小さな森から運ばれたものだったという。

ストーンヘンジの中心部に配置された小型の石については、その起源が近年になって特定されていた。しかし、最も印象的な巨石の産地だけは、依然として謎に包まれたままだった。
考古学者たちは今回、イングランド・ウィルトシャー州に位置し、ユネスコ世界遺産にも登録されている新石器時代の伝説的遺跡ストーンヘンジについて、その巨石の起源の謎を解明したと発表した。研究成果は2020年7月29日付で学術誌『Science Advances』に掲載されている。
地球化学的分析の結果、「サーセン(sarsen)」と呼ばれる淡い灰色の砂岩の巨石52基のうち50基が、共通の起源を持つことが判明した。その産地とは、遺跡から約25km離れた、マールバラ・ダウンズの縁にある「ウェスト・ウッズ(West Woods)」という小さな森である。巨石はすべてほぼ同じ時期、紀元前2500年頃に立てられたと考えられている。
二種類の岩石、二つの起源
考古学者たちは数年前に、遺跡内の最も小さな石の起源をすでに特定していた。しかし、最も巨大な巨石の産地だけは謎のまま残されていた。ストーンヘンジは、性質の異なる二種類の岩石で構成されている。一つは巨石で、これは「サーセン」と呼ばれる砂岩の塊である。もう一つは小型の石で、巨石リングの内側に円形と馬蹄形に配置された「ブルーストーン(bluestones)」と呼ばれるもので、ドレライト(玄武岩に似た火成岩)と流紋岩(細粒の火山岩)からできている。

地質学者デイヴィッド・ナッシュ氏が、ストーンヘンジの石環58番のブロックから採取されたコアを観察する様子。提供:Sam Frost/English Heritage
数多くの研究と古代の採石場の発見を経て、研究者たちは、火成岩からなるブルーストーンが、遺跡から200km以上離れた南西ウェールズのプレセリ丘陵に由来すると結論づけていた。一方、巨石については、産地を扱った研究はこれまでほとんど存在しなかった。
一本の「コア」が解き明かした謎
実は、地質学者デイヴィッド・ナッシュ氏と考古学者ティモシー・ダーヴィル氏率いるチームによる分析は、2018年に起こった予期せぬ再発見なしには実現しなかったかもしれない。鍵となったのは、約60年前に巨石の中心部から採取され、長らく行方不明だった全長1.08mのコアサンプルである。
このコアはアメリカで保管されていたもので、1950年代後半の保存修復作業の際に、ひび割れた巨石を補強するため金属棒を挿入した際に抜き取られたものだった。この貴重なサンプルのおかげで、研究チームは遺跡本体に損傷を与えることなく、非侵襲的な方法で岩石の特性を詳細に調べることができたのである。
「本当に興奮しています。考古学者を約400年間悩ませてきた問い、すなわち『あの巨大な石はどこから来たのか』に対する答えが、ついに得られたのです。長年、研究者たちは巨石が北へ約20マイル(32km)の距離にあるマールバラ・ダウンズから運ばれたと考えてきました。天然のサーセンが分布する地域だからです。しかし、それを確定的に示すことはできませんでした」と、English Heritageの歴史家スーザン・グリーニー博士はロイター通信に語った。
しかし、ストーンヘンジでは一つの謎が解けるたびに、新たな謎が姿を現すようだ。次なる問いは、なぜ建設者たちは数ある候補の中からウェスト・ウッズを選んだのか、ということだ。研究チームは、岩石の大きさと品質の高さ、そして産地へのアクセスの良さが、この選択につながった可能性があると見ている。