考古学的発見

聖書の都市「シロ」はどこにあったのか?—エフライムの山地に位置する古代遺跡

聖書の都市シロとは

シロ(Shiloh)は、旧約聖書にたびたび登場する古代イスラエルの重要な都市です。士師記の時代には神の幕屋(タバナクル)が置かれ、エルサレムが宗教的中心地となる以前は、イスラエルにおける信仰と礼拝の中心として大きな役割を果たしていました。

シロの所在地

聖書の都市シロは、古代カナンの中央部に広がるエフライムの山地に位置していました。具体的な場所としては、エルサレムの北約15マイル(24キロメートル)にあたります。山あいの見晴らしの良い高台に築かれた都市でした。

現代における位置

シロの遺跡は、現在のパレスチナ(ヨルダ川西岸地区)にある村キルベト・セイルーン(Khirbet Seilun)の近く、目立つ丘の上にあります。この一帯では考古学的な発掘調査も進められており、聖書時代の遺構や出土品が確認されています。

このように、シロは古代カナン中央部のエフライム族の領地内に築かれた都市であり、イスラエルの歴史と信仰において特別な意味を持つ場所でした。