1964年にデンバー造幣局で鋳造された「D」ミントマーク付き50セント硬貨(ケネディ・ハーフダラー)が、ブリリアント・アンサーキュレーテッド(BU/未流通)状態である場合、その価値はおよそ1米ドル程度とされています。これは、2023年版『Guide Book of United States Coins(通称:レッドブック)』に基づく評価額です。
1964年50セント硬貨とはどんなコイン?
1964年の50セント硬貨は、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件を受けて発行された初年度の「ケネディ・ハーフダラー」です。デンバー造幣局製には「D」のミントマークが刻まれており、フィラデルフィア造幣局分と合わせて約4億3,000万枚という膨大な枚数が鋳造されました。
銀を含むのに価値が低い理由
実はこの年のハーフダラーは、90%の銀を含む本物のシルバーコインです。それにもかかわらず評価額が1ドル前後に留まるのは、主に次の理由によります。
- 発行枚数が非常に多い:国民的な追悼需要から大量に鋳造され、未流通に近い状態で残っている個体も多いためです。
- 希少性がない:コレクター市場でプレミアムが付きにくい、ごく一般的な年号・グレードの組み合わせだからです。
価値を左右する主な要素
実際の取引価格は、保存状態(グレード)、当時の銀相場、コレクター需要によって変動します。高グレードの鑑定済みコインや希少なエラー品であれば、より高い値がつく可能性もあります。逆に流通による擦れが見られる場合は、銀地金としての価値(メルトバリュー)が価格の基準となります。
まとめ
1964-D 50セント ブリリアント・アンサーキュレーテッドコインの目安となる価値は、2023年版ガイドブックでは約1ドルです。ただし銀価格は常に変動しているため、売却や買取を検討する際は、最新の銀相場や信頼できるコインショップの査定を確認することをおすすめします。