歴史上の人物

オサマ・ビンラディンを殺害したのはどの部隊?米海軍特殊部隊「SEALチーム6」の任務の全貌

2011年5月2日、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンを殺害したのは、アメリカ海軍の精鋭特殊部隊「SEALチーム6」(正式名称:DEVGRU/米海軍特殊戦開発グループ)です。

SEALチーム6とはどんな部隊?

SEALチーム6は、アメリカ海軍特殊部隊「ネイビーシールズ(Navy SEALs)」の中でも最も選抜された隊員のみで構成される極秘部隊です。対テロ作戦や人質救出など、国家レベルの最重要任務を担当しており、その存在や活動内容の多くは機密扱いとされています。

「ネプチューン・スピア作戦」の詳細

ビンラディンの殺害作戦は「ネプチューン・スピア作戦(Operation Neptune Spear)」と呼ばれ、CIAが主導し、SEALチーム6の隊員約20名以上が実行にあたりました。

作戦当時、ビンラディンはパキスタンのアボタバードにある高級住宅地の邸宅に潜伏していました。隊員たちはブラックホークヘリコプターで夜間に邸宅へ侵入し、短時間の銃撃戦の末、ビンラディンを射殺しました。作戦全体はわずか40分足らずで終了したと伝えられています。

作戦の背景

CIAは長年にわたりビンラディンの居場所を追跡しており、2007年頃から信頼できる連絡先への監視を開始。その情報をもとにアボタバードの邸宅を特定し、数ヶ月に及ぶ調査と議論を経て、オバマ大統領(当時)が突入作戦の実行を承認しました。

世界に与えた衝撃

この作戦の成功は、2001年のアメリカ同時多発テロから約10年後に実現したものであり、世界中に大きな衝撃と反響を与えました。アメリカ国内では祝賀ムードが広がる一方、パキスタンとの外交関係には緊張が生じるなど、その影響は多方面に及びました。

なお、SEALチーム6の正確な編成や訓練内容は現在もほとんど公開されておらず、その高い隠密性と専門性から、世界最高水準の特殊部隊の一つとされています。