歴史上の人物

1862年の2セント硬貨はどれほど珍しい?実は「存在しない」その理由

結論から言うと、1862年に発行された2セント硬貨は存在しません。アメリカ合衆国造幣局(United States Mint)は、1862年に2セント硬貨を製造したことが一度もないのです。

なぜ1862年の2セント硬貨は存在しないのか

アメリカにおける2セント硬貨(Two-Cent Piece)の歴史は意外と浅く、初めて鋳造されたのは1864年です。つまり、1862年という年号自体が、この硬貨の発行期間より前のものであり、正規の2セント硬貨が存在するはずがないのです。

2セント硬貨の基本情報

1864年に登場した2セント硬貨には、以下のような特徴があります。

  • デザイン担当:ジェームズ・B・ロングレイカー(James B. Longacre)
  • 表面:「インディアン・ヘッド」風の意匠
  • 裏面:盾を模したデザイン
  • 特筆点:米国硬貨として初めて「IN GOD WE TRUST」の銘が刻まれた硬貨

「1862年の2セント硬貨」が出回るケースに注意

オークションサイトやフリーマーケットなどで、まれに「1862年の2セント硬貨」として売られているものを見かけることがあります。しかし、これらは以下のいずれかに該当する可能性が極めて高いです。

  • 偽造品(レプリカ):後世に作られた模造品
  • 改ざん品:本物の硬貨の年号を削り直し、別の年に見せかけたもの
  • ファンタジー・ピース:実際には発行されていない架空の硬貨として作られた記念品的なアイテム

収集家への注意点

コイン収集の世界では、こうした「存在しない年号の硬貨」に高額な値段がつくことは基本的にありません。もし入手を検討している場合は、専門の鑑定機関(PCGSやNGCなど)による評価を受けることを強くおすすめします。

まとめ

1862年の2セント硬貨は、希少だから価値が高いのではなく、そもそも発行されていないため存在しないというのが正確な答えです。2セント硬貨の収集を考えている方は、1864年から1873年までの発行期間を対象にするとよいでしょう。