歴史上の人物

茶色のシール付き1926年シカゴ20ドル紙幣の価値は?実は「存在しない」その理由を解説

「1926年にシカゴで発行された茶色のシール付き20ドル紙幣」――結論から言えば、そのような紙幣は存在しません。この記事では、なぜ存在しないのか、そして古い20ドル紙幣の価値をどう見極めるかを解説します。

なぜ「1926年のシカゴ20ドル紙幣(茶色シール)」は存在しないのか

アメリカにおいて、シカゴが独自の通貨を発行したことは一度もありません。シカゴには連邦準備制度12地区の一つであるシカゴ連邦準備銀行(第7地区)が置かれていますが、これは中央銀行システムの一部であり、独立した通貨を発行する機関ではないためです。

1926年当時の20ドル紙幣は「緑のシール」

1926年前後に流通していた20ドル紙幣は連邦準備券(Federal Reserve Note)で、これらはすべて緑色のシールが押されています。シカゴ関連の紙幣であっても、紙面に第7地区を示す「G7」の表示があるだけで、シールの色は緑色です。

さらに重要な点として、「1926年」というシリーズ年号自体が米国の紙幣には存在しません。当時流通していたのは主に1914年・1918年・1922年・1923年シリーズなどで、新しいシリーズが登場するのは次の1928年以降です。

茶色のシールが付く紙幣とは?

茶色のシールが押されるのは、主に国立銀行券(National Bank Note)です。ただし、小型の国立銀行券が登場したのは1929年シリーズからで、それ以前の大型紙幣時代には青や赤のシールが使われていました。つまり「1926年」という年号で茶色のシールを持つ20ドル紙幣は、歴史的にも理論的にもあり得ないのです。

手元の古い紙幣の価値を調べるポイント

もし古い20ドル紙幣をお持ちなら、以下の点を確認しましょう。

  • シリーズ年:紙面上部に記載された発行年
  • シールの色:緑・青・茶・金・赤などで券種を判別可能
  • 発行地区:連邦準備券なら地区記号(G=シカゴ)
  • 状態:未使用に近いほど高く評価される
  • シリアルナンバー:ゾロ目などの特番はプレミアムの対象

正確な査定を希望する場合は、PCGSやPMGといった鑑定サービス、あるいは信頼できる紙幣ディーラーに相談するのが確実です。

まとめ

茶色のシールが貼られた「1926年のシカゴ20ドル紙幣」は実在せず、シカゴが独自通貨を発行した事実もありません。当時の20ドル紙幣はすべて緑のシールを持つ連邦準備券です。古紙幣の価値を知りたい場合は、シリーズ年・シールの色・保存状態を確認し、専門家による鑑定を受けることをおすすめします。