西洋政治思想には二つの源流がある西洋の政治思想は、大きく分けて二つの源流から発展してきました。ひとつは古代ギリシアの哲学、もうひとつはキリスト教です。この二つの潮流が相互に影響し合いながら、現代につながる政治観・社会観の基盤を形作ってきました。1. 古典ギリシア哲学ソクラテス、プラトン、アリストテレスといった古代ギリシアの哲学者たちは、「国家とはどのようなものであるべきか」「市民とは何か」「正義とは何か」という根本的な問いを探究しました。特にプラトンの『国家』やアリストテレスの『政治学』は、政体の分類や統治のあり方について体系的な考察を残しており、後世の政治理論に計り知れない影響を与えました。