
「ウーゴ(Hugo)」は、派生形である「ユーグ(Hugues)」と比べると、長らく使用頻度の低い名前でした。しかし、1990年代から2000年代にかけて記録的な人気を博し、一躍注目の名前となりました。ウーゴの名前の日は4月1日。これは、11世紀にクリュニー修道院の院長を務めた聖ウーゴの記念日にちなんだものです。
ウーゴという名前の起源と語源
ウーゴは、ゲルマン起源の個人名をラテン語に転写した形の名前で、「精神」や「思考」を意味する語根「hug(ヒューク)」から派生しています。フランス南部では、この名前から「ウゴラン(Hugolin)」「ウゴリン(Ugolin)」といった派生形が生まれました(マルセル・パニョルの作品に登場する有名な登場人物もこの名前です)。また、「Hugo」「Hugon」「Higounet」などのさまざまな形で、姓としても使用されてきました。
ウーゴという名前の使用状況と人気
中世を象徴する名前であるウーゴは、その後長い間忘れられた存在となっていきました。1980年頃まではごく限られた人々にしか使われていませんでしたが、その後急速に人気が上昇し、世紀の変わり目にはトップクラスの人気名へと駆け上がりました。
有名なウーゴとしては、イタリアの漫画家ウーゴ・プラット、ドイツのファッションブランド「フーゴ・ボス」の創業者、ベネズエラの元大統領ウゴ・チャベス、オーストラリアの俳優ヒューゴ・ウィーヴィングなどが挙げられます。
さらに詳しく知りたい方へ
オメール・エングルベール著『2000のファーストネームとその歴史』(アルバン・ミシェル社、2015年)
『私の名前の本 ウーゴ編』(ファースト社、2017年)