手作りデザートに欠かせない「サヴォイアルディ」とは?
ティラミスやスポンジケーキなど、数多くの手作りデザートに使われることでおなじみの細長いビスケット「サヴォイアルディ(Savoiardi)」。その起源は、なんと中世まで遡ります。
正確には14世紀末のことで、その名前はイタリアの名門サヴォイア家(House of Savoy)に由来しています。
サヴォイア伯の料理人が生んだ逸品
伝えられるところによると、サヴォイア伯アメデオ6世(Amedeo VI)に仕えていた料理人が、王室一行がシャンベリ(Chambéry)を訪問した際に、このビスケットを考案したといわれています。
当時のオリジナルのレシピがどのようなものだったのかは詳しく分かっていませんが、卵・小麦粉・砂糖を使っていたことは間違いないとされています。
イタリアからフランスへ、そして世界へ
サヴォイアルディはたちまち人気を博し、まずフランスをはじめとするイタリア国外へと広まっていきました。
さらに驚くべきことに、このビスケットは600年以上の時を経た今もなお、そのままお茶請けとして楽しまれるだけでなく、さまざまなデザートの土台として愛され続けています。
考えてみれば、ティラミスやスポンジケーキが、このサヴォイアルディなしには成り立たないことを思えば、その存在の大きさがよく分かります。(写真提供:cottoecrudo.it)