隠されていたページの発見
アンネ・フランク基金は、SNSでの発表を通じて、世界的に有名な「アンネ・フランクの日記」に、これまで誰も知らなかった2枚のページが新たに発見されたことを明らかにしました。
この発見をもたらしたのは、基金自らが指揮した2チームの専門家による調査です。日記の原本であるノートは、すでに老朽化して非常に脆くなっており、保存状態を守るために10年に一度しか分析できない貴重な資料となっています。そうした厳重な管理のもとで行われた今回の調査により、アンネが茶色の紙を貼り付けて覆い隠していた2枚のページの内容を解読することに成功したのです。この紙を貼ったのは、おそらく「際どい」内容を両親に読まれるのを防ぐためだったと考えられています。
ページに記されていた内容とは
解読されたページには、少し下品ないたずら書き、性に関する率直な考察、そして月経周期についてのメモなどが綴られていました。さらに驚くことに、母方のおじが同性愛者である可能性についての言及まで残されていたといいます。思春期のまっただ中にあった少女が、隠れ家という閉鎖的な環境の中で、誰にも見られないように自分の内面を正直に書き留めていた様子がうかがえる、極めて貴重な資料です。
記された日付と、その後の運命
これらのページに記された日付は1942年9月28日です。ユダヤ人だったアンネとその家族は、ナチスの迫害から逃れるため、アムステルダムの隠れ家(現在の「アンネ・フランクの家」)で約2年間にわたり身を潜めて生活を続けました。しかし1944年8月4日、隠れ家はナチスに突き止められ、家族は強制収容所へと移送されます。アンネは解放を目前に控えた1945年初頭、わずか15歳で感染症のためこの世を去りました。
さらに詳しく知りたい方はこちら:ラ・スタンパ紙の記事(イタリア語)