真珠湾再建にかかった総費用
1941年12月7日、日本軍による真珠湾攻撃は、停泊していたアメリカ太平洋艦泊していたアメリカ太平洋艦隊に壊滅的な打撃を与えました。この攻撃からの復旧・再建には、推定で約23億ドルもの費用が投じられたとされています。
この金額には、損傷を受けた艦船や港湾施設の修理・復旧費用に加え、攻撃によって流出した重油や瓦礫の除去作業にかかったコストも含まれています。
艦船と施設の修復
戦艦「アリゾナ」や「オクラホマ」など一部の艦は完全に失われましたが、「ウェストバージニア」「カリフォルニア」「ネバダ」など多くの艦艇は、大規模な引き揚げ・修理作業を経て戦線へ復帰しました。真珠湾で行われたサルベージ(引き揚げ)作業は当時として史上最大級のものであり、技術者や作業員たちが数年にわたって復旧に尽力しました。
重油と瓦礫の除去作業
攻撃により大量の重油が海中に流出し、港湾機能の回復を妨げていたため、油の回収や沈没船の撤去といった対応も再建費用の大きな割合を占めました。ちなみに、現在も戦艦「アリゾナ」からは少量の油が漏れ続けており、「アリゾナの涙」と呼ばれることもあります。
まとめ
真珠湾の再建には約23億ドルという莫大な費用と長い歳月が必要でしたが、この復旧作業は、その後の太平洋戦争においてアメリカ海軍が反撃体制を築く上で重要な基盤となりました。