ルイス・クラーク探検隊の目的
新たに獲得したルイジアナ準州を探索し、太平洋へと至る直接航路を見つけること——これこそが、ルイスとクラーク率いる探検隊に課された最大の使命でした。
国土が2倍になった「ルイジアナ買収」
1803年に行われたルイジアナ買収により、アメリカ合衆国の国土はそれまでの約2倍に拡大しました。当時のアメリカ人たちは、この広大な新天地が富と貿易の莫大な可能性を秘めていると確信していました。
しかしながら、そこにどのような資源が存在し、正確にどこに分布しているのかについては、ほとんど何も知られていませんでした。地図には空白が多く、未知の大地がただひろがっていたのです。
ジェファーソン大統領の期待
トーマス・ジェファーソン大統領は、この未開の西部を詳細に地図化するための探検計画を強く望んでいました。特に彼が期待していたのは、ミシシッピ川から太平洋までを自然の河川で結ぶ水路の発見です。ミズーリ川をたどれば、大陸を横断する商業ルートが開けるかもしれない——そんな期待を胸に、ジェファーソンは遠征隊の出発を命じたのです。
こうして1804年、メディウム・オブ・ディスカバリー(発見隊)として知られるルイス・クラーク探検隊が旅立ち、アメリカ史に残る壮大な大陸横断の冒険が始まりました。