歴史物語

ゼベダイの子ヤコブの職業は何だったのか?

ゼベダイの子であり、使徒ヨハネの兄弟でもあったヤコブは、イエス・キリストの十二使徒の一人となる前は、漁師として働いていました。

ガリラヤ湖での漁師生活

ヤコブはガリラヤ湖で漁業に従事し、父親ゼベダイや弟のヨハネと共に網を手入れしながら生計を立てていたと伝えられています。漁師は当時のガリラヤ地方における代表的な職業の一つであり、忍耐力と体力が求められる仕事でした。

イエスへの召命

新約聖書のマルコによる福音書(1章19〜20節)によれば、イエスがガリラヤ湖畔を歩んでおられたとき、ヤコブとヨハネは舟の中で網の修理をしていました。イエスに召された二人は、すぐに舟と網を残し、父や雇い人たちに別れを告げて、その場でイエスに従ったと言われています。

このように、ヤコブは平凡な漁師から、後の十二使徒の一人へと抜擢されました。漁師としての日々の経験で培った忍耐や胆力は、「人間を漁る者」として人々に福音を広めるという、新しい使命にも生かされたことでしょう。