バビロン捕囚からの帰還を導いたユダヤ人の指導者たち
紀元前6世紀、ユダヤ人は新バビロニア帝国によって捕囚されましたが、ペルシア帝国がバビロンを征服した後、故郷エルサレムへの帰還が許されました。この帰還と再建の時代を主導した代表的な指導者が以下の4人です。
ゼルバベル(Zerubbabel)
ゼルバベルは、アケメネス朝ペルシア帝国の統治下にあったユダヤ州(イェフド)の総督を務めた人物です。バビロン捕囚後にエルサレムへ帰還したユダヤ人指導者の一人とみなされており、第二神殿の建設者として特に知られています。ダビデ王家の血を引くとされるなど、その系譜はメシア預言とも深く結びついた重要な存在です。
ヨシュア大祭司(Joshua the High Priest)
ヨシュアは、ゼルバベルやネヘミヤの時代にエルサレムの第二神殿で大祭司を務めました。ヘブライ語聖書(旧約聖書)には、バビロン捕囚から帰還したユダヤ人指導者の一人としてその名が記されています。ゼルバベルと協力して神殿再建を推進した、宗教面における中心人物でした。
ネヘミヤ(Nehemiah)
ネヘミヤは、アケメネス朝ペルシアのユダヤ州(紀元前538年〜332年)の総督を務めたユダヤ人の書記・官僚です。タナハ(ヘブライ語聖書)の一部、特に彼自身の名を冠した「ネヘミヤ記」の執筆や編纂に関わったと考えられています。捕囚からの帰還後は、エルサレム市街とその城壁の再建において重要な指導的役割を果たしました。
エズラ(Ezra)
エズラは、ゼルバベルに率いられた第一次帰還からおよそ50年後に、バビロンからエルサレムへやって来た祭司兼書記です。ユダヤ教をエルサレムに再確立した祭司として名高く、ユダヤ教聖典の書き直しや法典化にも貢献したとされています。律法に基づく共同体の再建に尽力した、宗教改革の中心的な人物です。