サーカスの起源は古代ローマにあり
サーカスの起源は、古代ローマにさかのぼると考えられています。当時はラテン語で「ルディ・キルケンセス(ludi circenses=サーカスの競技)」、あるいは単に「キルクス(circus)」と呼ばれていました。
記録に残るローマ最初のサーカスは、紀元前6世紀に建設された「キルクス・マクシムス(Circus Maximus)」です。この巨大な競技場は、ローマ最大級の娯楽施設として多くの人々で賑わいました。
古代サーカスで繰り広げられた娯楽
古代のサーカスでは、現在のイメージとは異なる多彩な催しが行われていました。主な演目には以下のようなものがあります。
- 戦車競走(チャリオットレース)
- 剣闘士同士の試合
- 猛獣狩りの見世物
- 曲芸・アクロバット演技
- 演劇公演
これらの興行は市民の大きな娯楽となり、数万人規模の観客を集めることも珍しくありませんでした。
18世紀、現代のサーカスへと進化
時代が下ると、「サーカス」という言葉は、18世紀にヨーロッパで誕生した移動式の興行団体を指すようになりました。1768年にイギリスのフィリップ・アストリーがロンドンで馬術ショーを始めたことが、近代サーカスの原型といわれています。
円形の舞台(サーカステント)の中で、曲芸師、道化師、動物使いなど、さまざまなジャンルのパフォーマーが一堂に会するスタイルが確立され、それが今日私たちが知るサーカスへと受け継がれていきました。