銅を含む25セント硬貨は存在したのか?
はい、実在しました。アメリカ合衆国造幣局(U.S. Mint)は、1828年から1837年にかけて、銅を含む25セント硬貨(クォーター)を製造していました。
この時期の硬貨は、銅90%・銀10%の合金で作られており、その銅に近い色合いから「銅ニッケル貨」と呼ばれていました。ところが、この独特な色合いが裏目に出てしまいます。外観がよく似たダイム(10セント硬貨)やハーフダラー(50セント硬貨)との区別がつきにくく、一般の人々にはあまり受け入れられなかったのです。
銀貨への切り替え
こうした不評を受け、造幣局は1837年に銅ニッケル貨の製造を打ち切り、代わりにより識別しやすい銀を主体とした25セント硬貨へと切り替えました。硬貨の材質や色味が、そのまま使い勝手や人気に影響を与えた興味深い事例といえるでしょう。