アフガニスタン:対テロ戦争の始まり
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロへの報復として、米軍は同年10月7日、アフガニスタン国内のターリバーンおよびアルカイダの拠点に対する空爆を開始しました。この作戦は「不朽の自由作戦」と名付けられ、ここに米国主導の「対テロ戦争(War on Terror)」が本格的に幕を開けたのです。
ターリバーン政権の崩壊
米軍の圧倒的な航空戦力と、北部同盟など現地勢力との連携により、ターリバーン政権は開戦からわずか数ヶ月で崩壊しました。しかし、政権転覆という初期目標の達成後も、アルカイダやターリバーン残党の勢力掃討、そして国家の安定化は容易には進みませんでした。
20年におよぶ長期戦と米軍の撤退
その後、米国と有志連合諸国は国際治安支援部隊(ISAF)などを通じて治安維持と復興支援を続けましたが、紛争は長期化し、多くの犠牲者を出すこととなりました。2020年にはドーハで米ターリバーン間の和平合意が結ばれ、これを受けて2021年8月、米軍は約20年の歴史に幕を下ろす形で完全撤退しました。撤退直後、ターリバーンは再び首都カーブルを制圧し、アフガニスタンを再び支配下に置いたのです。