アジアの歴史

ソ連の新しい名前は?解体後に誕生した15の独立国を徹底解説

ソ連は現在も存在するのか?

結論から言うと、ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連、USSR)には「新しい名前」は存在しません。ソ連は1991年12月に正式に解体され、約70年間にわたる歴史に幕を下ろしました。つまり、ソ連という国家そのものが消滅し、名前を変えて存続しているわけではないのです。

ただし、ソ連の中心的な共和国であったロシア・ソビエト連邦社会主義共和国は、ロシア連邦(Russian Federation)として再出発し、国際的にはソ連の法的な後継国家として扱われています。国際連合における安全保障理事会の常任理事国の地位なども、ロシア連邦が引き継ぎました。

ソ連解体の経緯

1980年代後半、ミハイル・ゴルバチョフ政権下でのペレストロイカ(改革)やグラスノスチ(情報公開)といった政策は、社会の自由化を進める一方で、各共和国の独立志向を強める結果となりました。1991年8月の保守派によるクーデター未遂事件をきっかけに連邦の統制力は急速に失われ、同年12月8日のベロヴェーシ合意、そして12月21日のアルマアタ宣言を経て、12月26日にソ連は正式に消滅しました。

ソ連から誕生した15の独立国

ソ連の解体に伴い、かつての構成共和国15カ国はすべて独立国家となり、それぞれ独自の国名を名乗っています。以下がその一覧です。

東ヨーロッパ・コーカサス地方

  • ロシア連邦(旧ロシア)
  • ウクライナ
  • ベラルーシ
  • モルドバ
  • エストニア
  • ラトビア
  • リトアニア
  • ジョージア(グルジア)
  • アルメニア
  • アゼルバイジャン

中央アジア地方

  • カザフスタン
  • ウズベキスタン
  • トルクメニスタン
  • キルギス
  • タジキスタン

まとめ

ソ連は1991年の解体以降、単一の国家としては存在しておらず、「新しい名前」もありません。旧ソ連領土は15の独立国に分かれ、中でもロシア連邦が最大の面積と人口を擁し、ソ連の国際的地位を引き継ぐ形となりました。エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国はその後EUやNATOに加盟するなど、各国はそれぞれ異なる道を歩んでいます。