ニクソン大統領による中国訪問とソ連訪問は、デタント(緊張緩和)の代表的な例として知られています。デタントとは、冷戦期において米国とソ連の関係が改善した時期を指す言葉です。
デタントの時代は1960年代後半に始まり、1970年代後半まで続きました。この期間中、両国は核戦争の回避と緊張の低減を目指し、数々の重要な合意に調印しています。その代表例が、第一次戦略兵器制限条約(SALT I)と弾道弾迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)です。
さらにデタント期には、米ソ間の貿易や文化交流も活発になりました。政治的な対立が続く中でも、経済や文化の分野で協力関係が少しずつ築かれ、冷戦の構図に変化をもたらしたのです。