ニューイングランドとはどんな地域?
ニューイングランド(New England)は、アメリカ合衆国の北東部に位置する歴史的・文化的な地域です。この地域は以下の6つの州で構成されています。
- メイン州(Maine)
- バーモント州(Vermont)
- ニューハンプシャー州(New Hampshire)
- マサチューセッツ州(Massachusetts)
- ロードアイランド州(Rhode Island)
- コネチカット州(Connecticut)
「ニューイングランド」という名称は、17世紀にイギリスから移住した清教徒たち(ピルグリム・ファーザーズ)がこの地を「新しいイングランド」と呼んだことに由来しています。ボストンを中心に、アメリカ建国の歴史と深く結びついた地域として知られています。
南北戦争中も北軍(連邦)側に残った6つの州
1861年から1865年にかけて行われたアメリカ南北戦争(アメリカ内戦)では、南部諸州が次々と連邦(ユニオン)から離脱し、アメリカ連合国を結成しました。しかし、ニューイングランド地方の6つの州はすべて北軍(連邦)側に留まり、一つとして南部への離脱を選んだ州はありませんでした。
これは偶然ではありません。ニューイングランドは当時すでに工業化が進んでいた地域であり、繊維産業や造船業などを中心とした経済構造を持っていました。奴隷制に依存する南部のプランテーション経済とは利害が対立していたため、廃止論や連邦維持の立場を支持する傾向が強かったのです。
戦争におけるニューイングランドの役割
戦争中、ニューイングランド各州は北軍にとって重要な後方支援基地となりました。マサチューセッツ州などでは大量の兵士が動員され、工場では軍需物資が生産されました。また、奴隷制廃止運動(アボリショニズム)の中心人物の多くもこの地域と関わりが深く、戦争の方向性に大きな影響を与えました。
まとめ
ニューイングランド地方はメイン、バーモント、ニューハンプシャー、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカットの計6州で構成されており、南北戦争中は全ての州が北軍(連邦)側に残留しました。この地域の経済的背景と思想的傾向が、連邦離脱を回避させた大きな要因といえるでしょう。