北米の歴史

ノースウエスト準州の地理的特徴とは?面積・気候・地形・資源を徹底解説

ノースウエスト準州(Northwest Territories)は、カナダ北部に位置する広大な準州です。本記事では、面積や人口といった基本データから、地形、気候、天然資源まで、ノースウエスト準州の物理的特徴をわかりやすく解説します。

ノースウエスト準州の基本データ

  • 面積:約1,346,106平方キロメートル(519,735平方マイル)
  • 人口:約42,300人(2016年国勢調査:42,305人)
  • 準州都:イエローナイフ(Yellowknife)
  • 最高地点:南西部山岳地帯の無名峰(通称マウント・ニルヴァーナ付近、標高約2,773メートル)。なお、カナダ最高峰のローガン山(5,959メートル)は隣接するユーコン準州にあります。
  • 最低地点:北極沿岸のボーフォート海(海抜0メートル)
  • 気候:亜寒帯(サブアークティック)気候
  • 地形:ツンドラ、北方針葉樹林(タイガ)、山岳、湖沼
  • 天然資源:ダイヤモンド、金、天然ガス、石油、森林、水資源

ノースウエスト準州の主な地理的特徴

ヌナブト準州に次ぐカナダ第2の広さ

ノースウエスト準州は、ヌナブト準州に次いでカナダで2番目に大きな準州です。日本の約3.5倍にも及ぶその国土は、荒々しい大自然がほぼ手つかずのまま残されています。

カナダ最北部に位置する立地

準州はカナダの最北部にあり、北は北極海(ボーフォート海)に面し、西はユーコン準州、東はヌナブト準州、南はアルバータ州およびブリティッシュコロンビア州と接しています。

変化に富んだ地形

地形はきわめて多様です。北部には凍てつくツンドラが広がり、中部には針葉樹林からなる北方林(タイガ)が、南西部にはマッケンジー山脈を中心とした山岳地帯が連なります。

湖沼と河川の宝庫

ノースウエスト準州は大小無数の湖、川、滝に恵まれています。特にグレートスレーブ湖はカナダ国内で2番目に大きい湖であり、水深614メートルに達する北米最深の湖としても知られています。また、カナダ最長のマッケンジー川もこの準州を流れ、北極海へと注ぎ込みます。

長い冬と短い夏の亜寒帯気候

気候は亜寒帯に属し、冬は長く厳しく寒く、夏は短く涼しいのが特徴です。北部では冬季の気温がマイナス40度を下回ることもあります。高緯度のため、夏には白夜、冬にはオーロラが観測されます。

人口は希薄で、経済は資源産業が中心

ノースウエスト準州は人口密度が非常に低く、人口の多くは準州都イエローナイフに集中しています。経済は、世界有数の産地として知られるダイヤモンド採掘をはじめとする鉱業が柱で、林業やオーロラ観光などの観光業も重要な産業となっています。