「クリストファー・コロンブスがアメリカ(合衆国)に上陸した」という表現は、実は正確ではありません。1492年のコロンブスの到達地点は、現在のアメリカ合衆国ではなく、カリブ海に浮かぶバハマ諸島でした。
コロンブスが実際に上陸した場所
1492年10月12日、コロンブスはスペイン王室の支援を受けて大西洋横断航海を行い、バハマ諸島の島(現在のサン・サルバドル島とされる)に到達しました。彼はそこを「インド」だと信じていましたが、実際には当時のヨーロッパ人にとって未知の新大陸でした。その後もキューバやイスパニョーラ島(現在のハイチとドミニカ共和国)など、カリブ海地域の島々を探索しています。
新大陸を最初に領有主張したのはスペイン
コロンブスは上陸した土地をスペイン王国王室の名において領有宣言しました。つまり、新大陸の領有を最初に主張したのはスペインです。これ以降、スペインはカリブ海、中央アメリカ、そして南アメリカの大部分を次々と植民地化していきました。
その後に領有主張したヨーロッパ諸国
16世紀から17世紀にかけて、他のヨーロッパ諸国も北アメリカへの進出を本格化させました。
- イギリス:1607年にジェームズタウン(バージニア)を建設し、後に東海岸沿いに13植民地を形成しました。
- フランス:ミシシッピ川流域やカナダ東部(ヌーベルフランス)を領有しました。
- オランダ:現在のニューヨーク周辺(ニューネーデルラント)を一時的に支配しました。
まとめ
コロンブス自身はアメリカ合衆国本土には足を踏み入れておらず、彼が到達したのはカリブ海のバハマ諸島でした。新大陸の領有を最初に主張したのはスペインであり、その後イギリスやフランスなどのヨーロッパ諸国が北アメリカ各地で植民地を築いていきました。こうした一連の歴史の流れが、後のアメリカ合衆国の成立へとつながっていったのです。