北米の歴史

ジョージ・ワシントンの就任演説はどこで行われた?ニューヨークとフィラデルフィアの史実を解説

ジョージ・ワシントンは、初代アメリカ合衆国大統領として2度の就任演説を行いました。最初の就任演説(1789年)はニューヨーク市で行われましたが、2回目の就任演説(1793年)はフィラデルフィアで行われています。つまり、「ニューヨーク市で就任演説を行ったのか?」という問いへの答えは「はい、ただし1回目のみ」ということになります。

最初の就任演説:1789年、ニューヨーク市

当時、ニューヨーク市はアメリカ合衆国の暫定首都でした。1789年4月30日、ワシントンはウォール街にあったフェデラル・ホール(連邦庁舎)で初代大統領として就任し、就任演説を行いました。これはアメリカ史上初の大統領就任演説であり、憲法修正条項への言及など、後の大統領たちに受け継がれる重要な伝統の始まりとなりました。

2回目の就任演説:1793年、フィラデルフィア

1790年の首都所在地法により、暫定的に首都がフィラデルフィアへ移されることが決まっていたため、1793年3月4日に行われた2期目の就任式は、フィラデルフィアの議会ホール(コングレス・ホール)で執り行われました。このときの就任演説はわずか135語ほどしかなく、アメリカ史上最も短い就任演説として知られています。

まとめ

ワシントンの就任演説の場所を整理すると、1回目はニューヨーク市、2回目はフィラデルフィアです。単純に「ニューヨーク市で行った」と答えるのは不正確であり、両方の歴史的背景を理解しておくことが大切です。