奴隷制度を最後まで維持した州はデラウェア州とケンタッキー州
アメリカ合衆国において、奴隷制度を最後まで維持し続けた州はデラウェア州とケンタッキー州の2つです。この2つの州は、連邦憲法修正第13条が批准される直前まで、正式に奴隷制度を廃止していませんでした。
奴隷制度廃止の経緯
デラウェア州では1865年8月3日に、ケンタッキー州では1865年12月3日に、それぞれ州として奴隷制度が廃止されました。
そのわずか数日後の1865年12月6日、「合衆国全土における奴隷制度を廃止する」と定められた憲法修正第13条が正式に批准されました。これにより、アメリカ全土で奴隷制度は法的に終わりを迎えたのです。
なぜこの2つの州は廃止が遅かったのか?
デラウェア州とケンタッキー州は、南北戦争中も南北どちらにも属さず、奴隷制を維持しながら北軍(連邦)側にとどまった「境界州」でした。そのため、戦争終結後も州独自の判断で奴隷制度を存続させ続け、修正第13条の批准によってようやく全国一律に廃止されることになったのです。