オセアニアの歴史

2008年に破綻した主な銀行一覧|金融危機で倒産したアメリカの金融機関

2008年に破綻した主な銀行とは?

2008年は、リーマン・ショックに端を発する世界的な金融危機が発生し、アメリカを中心に数多くの銀行や金融機関が経営破綻または買収の道を選ばざるを得なくなった年でした。住宅バブル崩壊による不良債権の急増が背景にあり、中小規模の銀行からかつての巨大銀行まで、業界全体が深刻な混乱に見舞われました。

以下は、2008年に破綻・買収されたとされる代表的な銀行の一覧です。

破綻・買収された銀行の一覧

  • IndyMac Bank(インディマック銀行)
    カリフォルニア州に拠点を置く貯蓄貸付銀行で、預金者の取り付け騒ぎが発生し、連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれました。
  • Washington Mutual(ワシントン・ミューチュアル)
    同年9月に破綻し、アメリカ史上最大規模の銀行倒産として記録されました。残存する事業はJPモルガン・チェースに引き継がれています。
  • National City Corporation(ナショナル・シティ・コーポレーション)
    オハイオ州に本拠を置く老舗銀行持株会社で、経営悪化によりPNCフィナンシャル・サービスグループへの売却が決定しました。
  • Wachovia Corporation(ワコビア)
    かつて全米有数の規模を誇った銀行ですが、金融危機の影響で経営が急速に悪化し、ウェルズ・ファーゴに買収されました。
  • Sovereign Bancorp(ソブリン・バンコープ)
    ペンシルベニア州を中心に展開していた銀行持株会社で、スペインのサンタンデール銀行による買収手続きが進められました。
  • CIT Group Inc.(CITグループ)
    中堅企業向け融資を手掛ける商業金融大手で、信用収縮の直撃を受けて政府支援の対象となりました。
  • Silver State Bank(シルバー・ステート銀行)
    ネバダ州に拠点を置く銀行で、住宅ローン関連の損失拡大によりFDICの管理下に入り、破綻処理されました。
  • Pacific National Bank(パシフィック・ナショナル銀行)
    金融危機の波及を受けた地域銀行の一つです。
  • AmTrust Bank(アムトラスト銀行)
    オハイオ州に本拠を置く貯蓄銀行で、経営難に陥り、他行へと事業が引き継がれました。

まとめ

これらの銀行の破綻は、サブプライムローン問題を発端とする信用不安がいかに広範囲に及んだかを示す象徴的な出来事です。特にワシントン・ミューチュアルの倒産は、アメリカ銀行史上最大の破綻事例として今も語り継がれており、以降の金融規制強化や預金保険制度の見直しにつながる重要な転換点となりました。