南アメリカの歴史

メキシコの領土を併合したのはどこの国?米墨戦争と領土割譲の歴史

メキシコの領土を併合したのはどこの国?

メキシコの領土を併合したのはアメリカ合衆国です。正確には、メキシコという国家そのものが消滅したわけではありませんが、1846年から1848年にかけて勃発した米墨戦争(メキシコ=アメリカ戦争)の結果、メキシコは国土の半分以上をアメリカに割譲することになりました。

米墨戦争の背景

この戦争の発端は、1845年のテキサス併合にさかのぼります。テキサス共和国のアメリカへの加盟をめぐって両国の国境線を巡る対立が激化し、ついに武力衝突へと発展しました。アメリカ軍は首都メキシコシティまで進軍し、圧倒的な軍事力でメキシコを追い詰めていきました。

グアダルーペ・イダルゴ条約の内容

1848年2月2日に調印されたグアダルーペ・イダルゴ条約は、この戦争を正式に終結させるものでした。条約の主な内容は以下の通りです。

  • メキシコが国土の約半分にあたる広大な領土をアメリカに割譲する
  • アメリカがメキシコに対して1,500万ドルを支払う
  • リオグランデ川を両国の国境として確定する

アメリカが獲得した領土

この条約によってアメリカが手に入れた地域には、現在の以下の州が含まれます。

  • カリフォルニア州
  • ネバダ州
  • ユタ州
  • アリゾナ州(大部分)
  • ニューメキシコ州
  • コロラド州・ワイオミング州・カンザス州の一部

さらに1853年には「ガズデン購入」と呼ばれる取引により、現在のアリゾナ州南部が追加で取得され、ほぼ現在の国境線が確定しました。

まとめ

メキシコの領土を併合したのはアメリカ合衆国であり、そのきっかけとなったのが米墨戦争でした。戦争を終わらせたグアダルーペ・イダルゴ条約により、メキシコは国土の半分以上を失い、アメリカは太平洋岸へと大きく領土を拡大しました。この出来事は、今日の北米の地図を形作った歴史的な転換点といえるでしょう。