結論:ケネディの肖像がある「純銀」硬貨は存在しない
実は、ジョン・F・ケネディの肖像が刻まれたアメリカの硬貨の中に、100%純銀で鋳造されたものは一度も存在していません。
ケネディ・ハーフダラーの素材変遷
1964年に発行された最初期のケネディ・ハーフダラー(50セント硬貨)でさえ、組成は銀90%・銅10%であり、決して純銀ではありませんでした。
その後、1965年から1970年にかけて発行されたものは銀含有率が40%のクラッド材へと引き下げられ、1971年以降の一般流通用ハーフダラーは銅とニッケルの合金(白銅)へと完全に切り替えられました。これにより、日常的に使われるケネディ・ハーフダラーから銀は姿を消すことになりました。
「いつ銀でなくなったのか?」への答え
したがって、「ケネディのコインがすべて銀でなくなったのはいつか」という問いに対する正確な答えは、「そもそも純銀で作られたものは最初から存在しなかった」ということになります。
ただし注意点として、コレクター向けに発行されたプルーフ貨や記念硬貨の中には、銀を含む特別仕様のバージョンが存在します。これらは投資・収蔵目的のものであり、通常の流通硬貨とは区別されます。