南アメリカの歴史

1818年リンカーン・シルバー・クォーターの価値は?実在しない理由を解説

1818年のリンカーン・シルバー・クォーターは存在しない

結論からお伝えすると、「1818年のリンカーン・シルバー・クォーター」という硬貨は実在しません。この組み合わせのコインは市場にもコレクター間にも流通しておらず、仮にそうした名目で売られていても偽物か誤った表記である可能性が高いです。

リンカーンの肖像が刻まれた硬貨は1909年から

エイブラハム・リンカーン大統領の肖像が初めて硬貨に登場したのは1909年です。同年に発行されたリンカーン1セント硬貨(リンカーン・ホイート・ペニー)は、リンカーン生誕100周年を記念して鋳造されたもので、1818年という年号とは100年以上の隔たりがあります。つまり、1818年の時点でリンカーンの肖像入りの硬貨はまだ存在していなかったのです。

25セント硬貨(クォーター)と銀の関係

また、アメリカの25セント硬貨(クォーター)は現在、銅とニッケルの合金で作られており、銀は一切含まれていません。「シルバー・クォーター」と呼ばれるのは基本的に1964年以前に鋳造されたもので、これらには90%の銀が含まれています。しかし、それでも1818年との組み合わせは成立しません。

1818年の25セント硬貨の正体

1818年当時に実際に発行されていた25セント硬貨は「キャップト・バスト(Capped Bust)」デザインのもので、自由の女神像が描かれており、リンカーンの肖像は刻まれていません。もしお手元に1818年のクォーターと思われる硬貨をお持ちの場合は、リンカーン・シルバー・クォーターではなく、キャップト・バスト・クォーターとして専門家による鑑定を受けることをおすすめします。状態によってはコレクター価値が付くこともあります。