南アメリカの歴史

「白人の負担」とは?白人が非白人を『文明化』すべきとする考えの由来

「白人の負担(White Man's Burden)」という言葉

白人が非白人を「文明化」すべきだという考えを表す言葉として知られているのが、「白人の負担(White Man's Burden)」です。

言葉の起源

このフレーズは、1899年にイギリスの作家ラドヤード・キプリングが発表した詩『The White Man's Burden』に由来します。この詩は当初、アメリカによるフィリピン併合を支持する文脈で書かれたとされ、欧米列強による帝国主義的支配を正当化する思想の象徴となりました。

白人至上主義との関係

「白人の負担」という概念は、白人こそが他の人種より優れた文明を持っており、その恩恵を「未開」の人々に広める義務を負っている、という発想に基づいています。この考え方は、白人至上主義(white supremacy)に根ざしたものとして批判されており、植民地主義や人種差別の歴史を語る上で重要な用語となっています。

現代における意味

今日では、「白人の負担」という言葉は、特定の人種や集団が他者に対して優位性を主張し、介入や支配を正当化する際に用いられるレトリックを指して、批判的に引用されることが一般的です。歴史的背景を理解することは、現代社会における人種問題や国際関係を考える上でも有益です。