南アメリカの歴史

アメリカ大陸を最初に「発見」したのは誰?答えは約1万5000年前のパレオ・インディアン

「アメリカを発見したのはコロンブス」という言葉は有名ですが、実はこれは正確ではありません。アメリカ大陸に最初に到達した人々は、パレオ・インディアン(古期インディアン)と呼ばれる先住民の集団です。

パレオ・インディアンとは?

パレオ・インディアンとは、紀元前およそ1万5000年頃にアメリカ大陸へ定住を始めた複数の先住民グループを指す呼称です。彼らはアジアからベーリング陸橋(ベーリンジア)を経由して北米大陸へ移住したと考えられています。

ベーリング陸橋を渡った人々

最終氷期には地球の海水面が大きく低下し、現在のベーリング海峡にあたる地域が陸地となっていました。この「陸の橋」を通って、狩猟採集を生業とする人々がシベリア側からアラスカへと足を踏み入れ、その後ゆっくりと南北アメリカ大陸全体へと広がっていったのです。

コロンブスの「発見」の意味

1492年にコロンブスが到達した時点で、アメリカ大陸にはすでに何千年にもわたって暮らしてきた無数の先住民が存在していました。また、ヨーロッパ人としても、11世紀頃にノース人のレイフ・エリクソンが北米に到達していたとされています。コロンブスの航海が特別な意味を持つのは、「新大陸の存在をヨーロッパ世界に広く知らせ、両大陸をつなぐ恒久的な交流の歴史を開いた」点にあるのです。