南アメリカの歴史

ロアノーク植民地はどこにあった?場所と「失われた植民地」の歴史を解説

ロアノーク植民地の所在地

ロアノーク植民地は、現在のアメリカ合衆国ノースカロライナ州デア郡に属するロアノーク島(Roanoke Island)に位置していました。島は大西洋に面したアウターバンクス(Outer Banks)の内側、アルベマール湾とパムリコ湾の間にあたる場所です。

植民地の設立経緯

この植民地は1585年、イングランドの探検家・貴族であるサー・ウォルター・ローリー(Sir Walter Raleigh)が派遣した入植者たちによって建設されました。エリザベス1世から北米探検の勅許を得ていたローリーは、新大陸への最初の恒久的なイングランド人植民地の確立を目指しました。

「失われた植民地」と呼ばれる理由

ロアノーク植民地が特筆されるのは、その謎めいた最期によります。1587年に再び送り込まれた約100名余りの入植者集団は、補給物資を取りに戻った指導者の帰還が遅れたため孤立。1590年に救援隊が島を訪れた際には、入植者の姿は完全に消え去っており、「CROATOAN」という文字だけが柱に刻まれて残されていました。

彼らがどこへ消えたのかは今日まで解明されておらず、ロアノーク植民地は「失われた植民地(The Lost Colony)」としてアメリカ史上最大のミステリーの一つとされています。

現在のロアノーク島

現在、ロアノーク島は観光地として整備され、当時の歴史を伝える博物館や屋外歴史劇「The Lost Colony」などが開催されており、多くの訪問者がこの歴史的な謎に触れることができます。