南アメリカの歴史

第二次世界大戦中に人々が栽培していた野菜とは?「勝利菜園」の実態を解説

第二次世界大戦中、欧米諸国では「勝利菜園(ビクトリーガーデン)」と呼ばれる家庭菜園が広く普及していました。戦争による食料不足や配給制度への対応として、一般家庭が自宅の庭や空き地、公園などを利用して野菜を栽培し、食料供給を支えたのです。

勝利菜園で栽培されていた主な野菜

勝利菜園では、育てやすく栄養価の高いさまざまな野菜が栽培されました。代表的なものは以下のとおりです。

  • トマト:生食から調理まで幅広く使える万能野菜
  • タマネギ:保存性が高く、料理の基礎となる食材
  • キャベツ:収量が多く、ビタミン補給の貴重な源
  • ニンジン:土の中で長期保存でき、栄養豊富
  • レタス:短期間で収穫できる葉物野菜
  • インゲン豆:タンパク質源として重宝された
  • エンドウ豆:冷凍や缶詰加工にも適した豆類
  • ジャガイモ:カロリー補給の主力として大量に栽培
  • キュウリ:夏場の生産性が高い野菜
  • カボチャ(スクワッシュ):保存がきき、冬の食卓を支えた
  • ズッキーニ:生育が早く、収穫量も多い
  • ナス:温暖な気候でよく育つ夏野菜
  • ピーマン:ビタミンCが豊富な彩り野菜

このほかにも、地域の気候や土壌に応じて、ホウレンソウ、カブ、ビーツなど多様な野菜が栽培されました。勝利菜園は単なる食料確保の手段にとどまらず、国民の士気を高め、戦争努力への参加意識を醸成する役割も果たしたといわれています。