ヨーロッパの歴史

もうひとつの歴史:『てこ』の謎めいた起源

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話は、ある世紀の終わりが次の世紀の始まりと重なる時代にさかのぼります。

何もかもが巨大だった時代

その頃は、物や道具がことごとく大きいのがあたりまえでした。たとえるなら、当時の人間や動物、さらには鉱物にまで普通に見られた耳のツチ骨は、縦の長さがおよそ3〜4メートルにも達していたのです。

これは間違いなく、人々(そして動物や鉱物)の日常の雑事にとって大きな不便でありました。石をひとつ持ち上げるだけ、荷車を動かすだけ、ワイングラスを傾けるだけ――そんな単純な動作ひとつとっても、実に骨の折れる作業となっていたのです。

アルキメデスではなく、マリアーノの発見

こうした中、歴史上ではアルキメデスの功績とされてきたこの発明は、実は別の時代・場所で生まれていました。高貴なるレオン地方の町パランキーノスにおいて、マリアーノ・セペダル・デル・ロモという男が、コンクリートブロックひとつと長い金属棒一本だけで、何でも持ち上げてみせようと優雅に名乗りを上げたのです。

こうして「てこの原理」(この町の名前にちなんだ命名といわれています)が、マリアーノの口から誕生しました。

「そこで構えてろよ。この大棒一本で、俺が持ち上げてやるからな」

マリアーノは見事な手際でブロックを、自分と持ち上げるべき物体との間に據えました。さらに金属棒を、ブロック側の後上方と物体側の前下方に巧みに差し込むことで、大した労力もなく目的の物体を持ち上げることに成功したのです。

届かなかったノーベル賞

この功績により、マリアーノは重量挙げ部門のノーベル賞にノミネートされました。しかし残念ながら、当時はまだ同賞が創設されておらず、彼が栄誉を受け取ることは二度とありませんでした。

私たち「もうひとつの歴史(La Otra Historia)」は、これからも歴史を書き換え続けます。マリアーノのような偉人が、最も残酷な忘却の中へ埋もれてしまわないために。