ヨーロッパの歴史

旧ソ連15共和国は今?独立後に変わった現在の国名一覧

ソ連崩壊で誕生した15の独立国

1991年12月、ソビエト連邦(ソ連)は正式に解体され、それまで構成共和国だった15の国がそれぞれ独立しました。かつて「ソ連」という一つの国家だったこれらの国々は、現在では独自の政治体制・経済・文化を持つ主権国家として、国際社会でそれぞれ異なる道を歩んでいます。

ここでは、旧ソ連を構成した15共和国を地域別に整理し、現在の国名とあわせてご紹介します。

ロシア連邦

ソ連の中心的な存在だったロシアは、ソ連崩壊後も「ロシア連邦」として最大の領土と国際的影響力を受け継ぎました。世界最大の国土面積を誇り、国連安保理常任理事国でもあります。

バルト三国(バルト海沿岸)

  • エストニア:デジタル化が進むIT先進国として知られ、2004年にEU・NATOへ加盟しました。
  • ラトビア:首都リガはバルト地域の経済・文化の拠点です。
  • リトアニア:バルト三国の中で最初に独立を宣言した国です。

東ヨーロッパ

  • ウクライナ:「ヨーロッパの穀倉地帯」と呼ばれる農業大国で、2014年以降はロシアとの対立が国際的な注目を集めています。
  • ベラルーシ:ロシアと密接な関係を保ち、両国は同盟国家条約を結んでいます。
  • モルドバ:ルーマニア語圏の小国で、EU加盟を目指す動きが進んでいます。

南カフカース(コーカサス地方)

  • グルジア(ジョージア):英語圏では「Georgia」。日本では「グルジア」「ジョージア」の両方の表記が使われます。
  • アルメニア:世界最古級のキリスト教国として知られる内陸国です。
  • アゼルバイジャン:石油・天然ガスなどエネルギー資源が豊富なカスピ海沿岸国です。

中央アジア五カ国

  • カザフスタン:旧ソ連で2番目に広い国土を持ち、資源輸出を背景に経済成長を遂げてきました。
  • ウズベキスタン:シルクロードの古都サマルカンドやブハラを擁する、中央アジアで最も人口の多い国です。
  • トルクメニスタン:天然ガスの埋蔵量が世界有数の資源大国です。
  • タジキスタン:国土の大部分が山岳地帯で、中央アジアで唯一ペルシャ語系の言語を持つ国です。
  • キルギス:天山山脈の雄大な自然で知られる国です。

まとめ

旧ソ連の15共和国は、「ロシア」「バルト三国」「東ヨーロッパ」「南カフカース」「中央アジア」の5つのグループに大別できます。独立から30年以上が経過した現在、EUやNATOに加盟した国々もあれば、CIS(独立国家共同体)にとどまる国々もあり、それぞれが多様な発展の道をたどっています。