ヨーロッパの歴史

フランス革命を起こしたのはナポレオン?よくある誤解を解説

結論から言うと、フランス革命を起こしたのはナポレオンではありません。この二つの出来事は深く関わり合っていますが、革命そのものを始めた人物は別に存在します。

フランス革命とナポレオンの時系列

フランス革命が始まったのは1789年です。バスティーユ牢獄襲撃(7月14日)を象徴的な出来事として、絶対王政への不満が爆発し、革命の幕が開けました。

一方、ナポレオン・ボナパルトは1769年にコルシカ島で生まれています。つまり革命が始まった1789年当時、彼はすでに生まれていましたが、まだ20歳の青年にすぎませんでした。

革命当時のナポレオンの立場

革命勃発時、ナポレオンは無名の砲兵将校でした。彼が歴史の表舞台に躍り出るのは、革命後の混乱期に入ってからです。

1799年のブリュメール18日のクーデターで第一執政の座に就き、1804年には皇帝として即位しました。こうしてナポレオンは、革命後に混乱していたフランスを率いる存在となったのです。

なぜ「ナポレオン=革命」というイメージがあるのか

ナポレオンは革命の理念である自由や平等の考え方をヨーロッパ各地に広めたとされる一方で、皇帝として強力な権力を握ったため、「革命の継承者」と「革命の終わらせ者」という二面性を持っています。この複雑な関係が、両者を混同する原因の一つと考えられます。

まとめ

フランス革命は1789年に民衆や革命指導者たちによって起こされたものであり、ナポレオンはその後登場して権力を握った人物です。革命の開始時点において、彼はまだ一介の若い軍人にすぎませんでした。