ヨーロッパの歴史

第二次世界大戦でドイツ軍が航空機に搭載した兵装とは?機関銃・機関砲の一覧

第二次世界大戦中、ドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)は、戦闘機や爆撃機に多彩な航空機用火器を搭載して運用しました。ここでは、当時のドイツ軍用機に使用された代表的な機関銃と機関砲を、口径とともにわかりやすく解説します。

航空機に搭載された機関銃

MG 15(7.92mm)

ラインメタル社が開発した7.92mm級の旋回機関銃です。He 111やJu 88などの爆撃機の防衛銃座として、開戦初期に広く使用されました。

MG 81(7.92mm)

MG 34歩兵用機関銃を航空機用に改良したもので、毎分1,500発前後という高い発射速度が特徴です。2丁を連装化した「MG 81Z」も製造され、防衛火力の強化に貢献しました。

MG 131(13mm)

ラインメタル社製の13mm重機関銃です。電気発火方式を採用し、Bf 109やFw 190などの主力戦闘機に搭載されました。従来の7.92mm弾では威力不足となりつつあった時期に、火力の中核を担いました。

航空機に搭載された機関砲

MG 151/20(20mm)

マウザー社が開発した20mm機関砲で、第二次世界大戦中最も成功した航空機関砲の一つとされます。Bf 109、Fw 190、Me 262など、多くのドイツ軍用機の標準武装として採用されました。

MK 103(30mm)

ガス作動方式の30mm機関砲です。初速が高く対地攻撃にも適しており、Hs 129やDo 335などに搭載されました。

MK 108(30mm)

ブローバック方式の30mm機関砲です。初速こそ低いものの、少数の弾丸で爆撃機を撃墜できる破壊力を持ち、「空気ハンマー」の異名でも知られます。Bf 109後期型やMe 262などに搭載されました。

BK 3,7(37mm)

「ボルトカノーネ(機上砲)」シリーズの一つで、37mm砲を主翼下ポッドに搭載しました。Ju 87G型スツーカがソ連軍戦車に対して使用し、「戦車駆逐機」として活躍しました。

BK 5(50mm)

戦車砲KwK 39をベースとした50mm機関砲です。Me 410やJu 88Pに搭載され、爆撃機編隊への攻撃や対地攻撃に用いられました。

BK 7,5(75mm)

ボルトカノーネ系列最大級の75mm砲で、対戦車攻撃機Hs 129 B-3に搭載されました。強力な火力を持つ一方、重量と反動が大きく、運用には高い操縦技術が求められました。

まとめ

ドイツ空軍の航空兵装は、7.92mmの機関銃から75mmの巨大な機上砲まで幅広い口径を揃えていました。これらの火器は、制空戦闘から爆撃機迎撃、対戦車攻撃まで、多様な任務に対応するために発展していったのです。