結論から言うと、イギリスは現在、欧州連合(EU)に加盟していません。かつてはEUの一員でしたが、2016年の国民投票を経て、2020年1月31日に正式にEUから離脱しました。この一連のプロセスは「ブレグジット(Brexit)」と呼ばれています。
イギリスとEUの歴史
イギリスは1973年に欧州共同体(EC、後のEU)へ加盟し、以降約40年以上にわたりEUの一員として活動してきました。しかし、主権や移民政策、財政負担などをめぐる議論が国内で長年続いており、EUへの疑問視する声が根強く存在していました。
2016年の国民投票で離脱が決定
2016年6月23日に行われた国民投票では、「EU残留」か「離脱」かが問われ、結果は離脱派が51.9%を獲得し、僅差ながらも離脱が決定しました。この結果を受けて、イギリス政府はEUとの交渉を本格的に開始することとなりました。
2020年1月31日、正式にEUを離脱
長い交渉と政治的混乱を経て、イギリスは2020年1月31日についにEUからの離脱を果たしました。ただし、この時点では移行期間が設けられており、貿易や国境管理などの具体的なルールについては、同年12月31日の移行期間終了まで協議が続けられました。
離脱後のイギリスとEUの関係
EU離脱後も、イギリスとEUは貿易・安全保障などの分野で密接な関係を維持しています。両者は自由貿易協定を締結しており、関税なしでの物品取引が可能になっていますが、EU加盟時代と比べると人やモノの移動には新たな手続きが必要となりました。
イギリスのEU離脱は、ヨーロッパ統合の歴史における大きな転換点となった出来事であり、今後の日英関係やEUの在り方にも影響を与え続けています。