結論から言うと、エドワード6世がヘンリー7世の後を継いで王位に就いたことはありません。この2人の間には直接的な王位継承関係は存在しないのです。
エドワード6世がイングランド王位を継承した相手は、父であるヘンリー8世です。
チューダー朝の正しい王位継承順序
混乱を避けるため、チューダー朝の王位継承の流れを整理しておきましょう。
- ヘンリー7世(在位:1485年〜1509年)—— チューダー朝の開祖
- ヘンリー8世(在位:1509年〜1547年)—— ヘンリー7世の次男として即位
- エドワード6世(在位:1547年〜1553年)—— ヘンリー8世と3番目の王妃ジェーン・シーモアの息子
つまり、エドワード6世にとってヘンリー7世は祖父にあたる人物であり、王位を直接受け継いだ相手ではないのです。
エドワード6世の即位の経緯
エドワード6世は1547年、父ヘンリー8世の死去に伴い、わずか9歳という幼さで即位しました。長兄のアーサー王子が早逝していたため、ヘンリー8世が王太子となり、その子であるエドワードが王位継承者の地位を得たという流れです。
しかしエドワード6世自身も15歳で早逝したため、王位は一時ジェーン・グレイに託され、その後は異母姉のメアリー1世、さらにエリザベス1世へと引き継がれていくことになります。