第二次世界大戦後の世界を三分した国家ブロック
第二次世界大戦の終結後、世界は大きく三つの陣営に分かれました。すなわち、米国主導の「西側ブロック」、ソ連主導の「東側ブロック」、そしていずれの陣営にも加わらないことを目指した「非同盟運動」です。この構図は、いわゆる「冷戦」時代の国際秩序の基礎となりました。
1. 西側ブロック(資本主義陣営)
西側ブロックはアメリカ合衆国が主導し、西ヨーロッパ諸国のほか、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、日本などが参加しました。これらの国々は、北大西洋条約機構(NATO)や関税と貿易に関する一般協定(GATT)といった枠組みを通じて緊密に連携していました。
西側ブロックの最大の特徴は、自由市場経済(資本主義)と民主主義を理念とし、共産主義の拡大を防ぐ「封じ込め政策」を掲げていた点にあります。
2. 東側ブロック(社会主義陣営)
東側ブロックはソビエト連邦(ソ連)が主導し、東ヨーロッパ諸国に加えて、キューバ、北朝鮮、ベトナムなども含まれていました。軍事面ではワルシャワ条約機構、経済面では経済相互援助会議(CMEA/コメコン)を通じて結束していました。
この陣営は、共産主義イデオロギー、中央集権的な計画経済、そして国家がすべての生産活動を管理する指令型経済体制を特徴としていました。
3. 非同盟運動
非同盟運動は、西側・東側どちらの陣営にも与せず、中立と独立を堅持しようとした国々による枠組みです。1961年に正式に発足し、インド、インドネシア、ユーゴスラビア、エジプトなどが中心的な役割を果たしました。
平和の維持、軍備縮小(軍縮)、そして自国の経済開発への取り組みを重視していた点が、この運動の大きな特徴です。
まとめ
冷戦期の国際政治は、この三つのブロックの力学によって大きく左右されました。1989年のベルリンの壁崩壊や1991年のソ連解体により東西対立は終わりを迎えましたが、非同盟運動の理念は、現在の新興国・途上国(グローバルサウス)の外交姿勢にも影響を与え続けています。