ヨーロッパの歴史

ヨーロッパ人はどのようにして奴隷を入手していたのか?主な3つの方法を解説

大西洋奴隷貿易の時代、ヨーロッパ人はさまざまな手段を通じてアフリカから奴隷を入手していました。その入手方法は大きく分けて以下の3つに分類できます。

1. アフリカの指導者による犯罪者や戦争捕虜の売却

近隣の首長国や部族と対立関係にあった一部のアフリカの支配者や首長たちは、奴隷そのものよりも、ヨーロッパ人が持つ銃器、弾薬、その他の物資を優先的に求めていました。

彼らは敵対勢力の戦闘員や、死刑・終身刑に処された犯罪者を捕らえ、それをヨーロッパ人に売り渡すことで、望む品々と交換していました。

2. 戦争

ヨーロッパの奴隷商人の中には、アフリカの社会に対して武装攻撃を組織的に仕掛け、特に女性や子どもを中心に数千人規模の人々を捕らえる者もいました。

また、強い権力を持つアフリカの首長の中には、奴隷となる人々を確保すること自体を目的として、隣接する地域への軍事作戦を実行する者も存在しました。

3. 奴隷狩り(襲撃)と誘拐

ヨーロッパの奴隷商人は、アフリカの内陸部へ襲撃隊を組織して送り込み、人々を自宅や農場、村から連れ去っては、沿岸部の奴隷商人に売り渡していました。

中でも誘拐は、奴隷獲得手段の中で最も非人道的な形態とされています。ヨーロッパの奴隷商人とその代理人たちは、自由な身分の男性や女性を無差別に捕らえ、奴隷として売却したのです。