ヨーロッパ人やその他の人々が海を越えてアメリカ大陸へ足を踏み入れた背景には、いくつかの重要な歴史的出来事があります。ここでは、その中でも特に大きな影響を与えた四つの転換点をわかりやすく解説します。
ルネサンス
ルネサンスは、14世紀から17世紀にかけてヨーロッパで花開いた文化的・知的再生の時代です。この時期には、古代ギリシャ・ローマの学問や文学への関心が再び高まり、探検と発見を求める精神が広まりました。また、ルネサンス期にはコンパス、アストロラーベ、活版印刷術といった新技術が発展し、ヨーロッパ人がこれまで以上に容易に世界へ旅立ち、未知の海域へ挑戦できるようになったのです。
プロテスタント宗教改革
16世紀に始まった宗教改革は、キリスト教界をカトリックとプロテスタントという二つの大きな潮流へと分かたれた宗教運動でした。改革に伴う宗教戦争や迫害はヨーロッパ各地で激しさを増し、信仰の自由を求める多くの人々が新天地としてのアメリカ大陸へ目を向けることとなりました。ピューリタンたちの移住も、こうした流れの中での出来事です。
商業革命
15世紀から18世紀にかけて続いた商業革命は、ヨーロッパ経済に劇的な成長と変革をもたらした時代です。この間、貿易と商業は飛躍的に拡大し、資本主義が台頭しました。商業革命は、合名会社・株式会社(ジョイント・ストック・カンパニー)といった新しい経済システムの誕生や都市の急速な発展を促し、海外進出のための資金調達や組織作りの基盤を築きました。
大航海時代
15世紀から17世紀にかけての大航海時代は、ヨーロッパ諸国が積極的に世界へ繰り出した探検の時代です。ヨーロッパ人は新しい交易路、資源、そして領土を求めて大海原へ漕ぎ出しました。この時代の探検は、ヨーロッパ列強によるアメリカ大陸の植民地化につながるとともに、世界規模の交易ネットワークの確立へと結実していきました。