ヨーロッパの歴史

第二次大陸会議は紙幣の発行を承認したのか?その経緯と歴史的背景

はい、第二次大陸会議は1775年5月10日、紙幣(大陸紙幣)の発行を正式に承認しました。

承認に至った背景

第二次大陸会議は、1775年5月にフィラデルフィアの州議事堂(現在のインディペンデンス・ホール)で召集されました。この会議の最大の目的は、同年4月にマサチューセッツで勃発したレキシントン・コンコードの戦いなど、イギリス軍の行動に対して13植民地がどのように対応すべきかを協議することにありました。

会議開始からわずか数日のうちに、対英抗争に伴う戦費の調達が喫緊の課題となり、大陸会議は紙幣の発行を決定しました。こうして誕生したのが、いわゆる「大陸紙幣(コンチネンタル)」です。最初の発行額は約200万ドルとされています。

その後の歴史的影響

しかし、大陸紙幣は度重なる過剰発行によって急速に価値を失い、「コンチネンタルほど価値がない(Not worth a Continental)」という言葉が生まれるほどの深刻なインフレーションを引き起こしました。

この苦い経験は、後に制定されたアメリカ合衆国憲法において、通貨の発行権を連邦政府のみに与える重要な根拠の一つとなった点で、アメリカ金融史における転換点として位置づけられています。