
「サバト」と呼ばれる悪魔崇拝の儀式は、中世・近世ヨーロッパの悪魔学や魔女裁判の記録に描かれた、最も恐れられた異端の行為です。ローマ・カトリック教会にとって、信奉者がサタンに自らを完全に捧げるこの儀式は「異端の極致」とみなされました。神に献げられるべき礼拝が悪魔の利益へと転用されるからです。信奉者たちは死を操り、地獄と通じ、特定の物体に悪魔を封じ込め、悪魔に問いかけてその答えを引き出すと信じられていました。
二種類のサバト――通常の集会と大サバト
サバトには大きく分けて二種類あります。ひとつは通常のサバトで、金曜の夜から土曜にかけて開かれ、近隣に住む魔女たちが集まります。もうひとつは大サバトで、年に3〜4回しか開催されず、あらゆる土地から魔女たちが結集する一大行事でした。
参加者たちは箒にまたがって空を飛び、あるいは「邪悪な」動物に乗って集会の場へ向かうとされます。夜は闇と結びつけられ、ひいては悪と密接に関連する時間帯と考えられていたため、儀式は必ず真夜中に行われました。場所も墓地、山頂、十字路など、人里離れた孤立した地点が選ばれます。
冒涜に満ちた儀式の進行
儀式の中心を占めるのは、呪文の詠唱や幼児殺害といった形で悪魔に捧げられる敬意の表明です。雷鳴が轟き、稲妻の光が走ると、地面に描かれた邪悪な円の中でキリストの名が吐き捨てられます。続いて冒涜的な言葉が連ねられ、聖餅(ホスチア)が足で踏みにじられ、磔刑像が打ち壊されるのです。
そこで成し遂げた悪業(マレフィキア)[1] を列挙した後、魔術師や魔女たちは邪悪な薬を調合し、宴の席に着きます。テーブルに並ぶのは、黒いパン、腐肉、人肉の粥、そして洗礼を受けていない幼子の心臓——およそ常軌を逸したメニューでした。
宴の後には猥褻な踊りが披露され、伝統的な性的乱交(直接的なもの、あるいは精神的な近親相姦とされるもの)が繰り広げられます。そして解散の際、参加者たちは屠られたばかりの新生児の血にかけて、さらなる悪業(マレフィキア)の成就を互いに誓い合ったといいます。
「悪魔の刻印」による契約の封印
サタンは信奉者たちを「地獄の戸籍簿」に登録するとされ、信奉者はその見返りとして、悪魔の宗派を拡大すべく新たな男女を勧誘することを約束しました。この同盟は「悪魔の刻印」によって封印されます。サタンがその爪で信奉者の体に刻みつけるこの印のある部分は、以後悪魔の所有物となり、痛みを感じない身体部位になると信じられていました。
こうした記述は、当時の異端審問官や悪魔学者たちが記録・流布した信念を反映したものであり、魔女狩りの時代における恐怖と妄想の実像を今に伝えています。