古代の歴史

第43海兵歩兵大隊(43e BIMa)―コートジボワールに駐屯するフランス海兵隊部海兵隊部隊の歴史

第43海兵歩兵大隊(43e BIMa)は、コートジボワールの経済都市アビジャン南部、ポルトブエに駐屯するフランス海兵隊の部隊です。同大隊は、フランス軍コートジボワール駐留部隊(TFCI)の中核を担っており、両国間の防衛協定に基づくフランスの军事的存在を支えています。

創設と沿革

第43海兵歩兵大隊は、1978年7月1日、海兵歩兵第4大隊(4e BIMa)を母体として創設されました。その起源はさらに古く、第一次世界大戦で勇名を馳せた第43植民地歩兵連隊(43e RIC)、そして戦後再編された第43海兵歩兵連隊(43e RIMa)の伝統と栄誉を直接的に受け継ぐ部隊です。

郵便住所:第43海兵歩兵大隊(43e BIMa)SP 85106 - 00855 Armées(フランス)

歴代指揮官

  • ドゥ・ペロン・ド・ルヴェル中佐:〜2005年
  • パトリック・ド・ヴァテール中佐:2005年〜

任務と主要装備

第43海兵歩兵大隊の主な任務は、フランスとコートジボワールとの間で締結された防衛協定に基づき、現地におけるフランス軍の存在を維持・確保することです。西アフリカ地域の安定化にも寄与しており、平和維持活動や在留フランス人の保護なども担っています。

主要装備は以下の通りです。

  • VAB装甲兵員輸送車
  • VLRA軽装甲車
  • ERC-90 サガイエ装輪偵察戦闘車
  • VLTT多用途車両
  • 舟艇(バージ)
  • 120mm迫撃砲1個小隊
  • 対空防衛要素1個

前身部隊①:第43植民地歩兵連隊(43e RIC)

第43植民地歩兵連隊は、第一次世界大戦勃発直後の1914年8月に創設された予備役の植民地歩兵連隊で、第23植民地歩兵連隊に付属して編成されました。

大戦中の活躍が高く評価され、1919年3月1日にレジオンドヌール勲章色のフォラジェール(飾緒)、続いて同年3月21日には軍事勲章(メダイユ・ミリテール)色のフォラジェールを受章しています。二つの飾緒を持つ連隊は、フランス陸軍でも最も栄誉ある部隊の一つに数えられます。

軍旗に刻まれた戦歴

  • ロレーヌ 1914
  • アルトワ 1915
  • ヴェルダン 1916
  • エーヌ 1917-1918
  • ランス 1918
  • シャンパーニュ 1918
  • インドシナ 1946-1954

第一次世界大戦における戦歴

1914年

  • モランジュの戦い
  • ロレーヌでの勝利 ― 9月:グラン・クロネの戦い
  • 「海への競争」期の戦闘 ― シュイーニュ、マリークール

1915年

  • アルトワの戦い ― 9月:ジヴァンシー=アン=ゴエル

1916年

  • ヴェルダンの戦い
  • セポワの戦い

1917年

  • 「女たちの小道(Chemin des Dames)」の戦い ― 4月16日:ラフォー、8月〜10月:クラオンヌ

1918年

  • ランスの山(Montagne de Reims)の戦い

師団への配属

第2植民地歩兵師団:1916年11月〜1917年5月

前身部隊②:第43海兵歩兵連隊(43e RIMa)

第43海兵歩兵連隊は、1960年4月1日、ドイツのオッフェンブルク(ライン平野に位置し、黒い森のふもとに広がる町)で再編成されました。初代は第43機甲海兵歩兵大隊(43e RBIMa)として発足し、指揮支援中隊と、90mm砲搭載AMX-13軽戦車5両からなる3個小隊を擁する3個中隊で構成されていました。その後、75mm SS11対戦車ミサイル搭載型AMX-13を4両備える小隊からなる中隊が増強され、さらに教育グループとして第11中隊が加わりました。

1968年5月1日、第43機甲海兵歩兵大隊は第43海兵歩兵連隊(43e RIMa)へ改編されます。当時の編成は以下の通りです。

  • 指揮支援中隊
  • 歩兵中隊2個(第1・第4中隊):各中隊、AMX-13 VTT(兵員輸送車)4両×3個小隊を保有
  • 戦車中隊2個(第2・第3中隊):各中隊、AMX-13 90mm F1戦車3両×4個小隊と、AMX-13 75mm SS11搭載型4両の小隊を保有
  • 教育グループ(第11中隊):教育小隊3個と、第11中隊常勤要員による規格外小隊で構成

解隊とコートジボワールへの移駐

1978年7月1日、第43海兵歩兵連隊は解隊され、コートジボワールのアビジャンにおいて第43海兵歩兵大隊として新たな一歩を踏み出しました。オッフェンブルクのモンタレグール兵舎には、第42歩兵連隊が引き継いで入居しています。本国勤務が内定していた幹部たちは、1977年の第4四半期頃から順次転属を開始していました。

オッフェンブルク駐屯期間中、第43海兵歩兵連隊の各部隊は、第46歩兵連隊や第11猟騎兵連隊と共にベルリンでの交代勤務を数多く実施しました。フランスで最も勲功の高い連隊の一つである同連隊が、ドイツ駐留フランス軍(FFA)の任務に積極的に貢献していたことを物語るエピソードです。