古代の歴史

ピーブルシャー(Peeblesshire)とは?スコットランド南東部の歴史的な郡の概要と見どころ

ピーブルシャー(Peeblesshire)の概要

ピーブルシャー(Peeblesshire)は、「ピーブルズ州(County of Peebles)」とも呼ばれる、スコットランド南東部に位置する歴史的な郡です。北および北東はミッドロージアン(Midlothian)、東および南東はセルカークシャー(Selkirkshire)、南はダンフリースシャー(Dumfriesshire)、西はラナークシャー(Lanarkshire)に隣接し、全体が三角形のような形状をしています。現在では、その全域がスコティッシュ・ボーダーズ(Scottish Borders)行政区の管轄下にあります。

ピーブルシャー(Peeblesshire)とは?スコットランド南東部の歴史的な郡の概要と見どころ

古代から中世までの歴史

中心都市ピーブルズ(Peebles)の周辺には数多くの要塞跡が残されており、この地域が早くも鉄器時代から人々に定住されていたことを示唆しています。また、リン・ウォーター(Lyne Water)とトゥイード川(Tweed)の合流点付近には立石(メンヒル)が見られます。

ローマ人は、地元で「ランダルズ・ウォールズ(Randal's Walls)」として知られるリン・キャンプ(Camp Lyne)に、軍事支配の痕跡を残しました。

中世に入ると、この地域には「ピールタワー(peel tower)」と呼ばれる防御用の塔が次々と建てられました。なかでも最も保存状態が良好なのが、王立都市ピーブルズのすぐ郊外に位置する15世紀のフレーザー家の居城、ネイドパス城(Neidpath Castle)です。

文学と伝説ゆかりの地

ピーブルシャーは、魔法使いマーリンの伝説とも深い関わりを持つ土地として知られています。さらに、ウォルター・スコット卿(Sir Walter Scott)やジェームズ・ホッグ(James Hogg)をはじめとする作家たちの作品に、背景や題材を数多く提供してきました。

経済の変遷

ピーブルシャーは古くから牛の飼育や林業が中心の地域でしたが、18世紀から19世紀にかけて羊毛織物製造業が発展したことで、地域経済は大きく拡大しました。