古代の歴史

メナベ王国とは?マダガスカル南西部に栄えたサカラヴァ族の歴史的国家

メナベ(Menabé)は、マダガスカル南西部に存在したサカラヴァ族の歴史的な王国です。その領域は、おおよそマンゴキ川とマナンボロ川の間に広がっていました。

王国の成立と起源

メナベ王国は17世紀、アンドリアンダヒフォツィ王(1685年没)によって建国されました。彼はマダガスカル島最南端の地域から大規模なサカラヴァ族の移住を率い、この地に新たな勢力圏を築き上げた人物です。

王位を継承した息子のアンドラマナネティの時代になると、この王国は「メナベ」という名で知られるようになりました。これは、より北側でアンドラマナネティの兄弟が建国したもう一つのサカラヴァ系王国「ボイナ(Boina)」と区別するためでした。

18世紀の全盛期

18世紀、勢力の頂点に達した時期には、メナベとボイナの両王国が手を携え、マダガスカル島西部の大部分を支配下に置きました。両王国は島内の他の諸王国から宗主国として認められ、その中には後に最大のライバルとなるメリナ(Merina)王国も含まれていました。

衰退とメリナ帝国への併合

しかしながら、メナベの隆盛は長く続きませんでした。19世ませんでした。19世紀に入ると勢力を拡大し続けるメリナ帝国との力関係が逆転し、19世紀半ばまでにメナベはその版図に組み込まれることとなりました。こうして、かつてマダガスカル西部に君臨したサカラヴァの王国は、歴史の表舞台から姿を消していったのです。